Perception of Walking Self-body Avatar Enhances Virtual-walking Sensation
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論⽂概要
歩いている時の映像に合わせて⾜裏にリズミカルな振動を与えると,座っているにも関わらず歩⾏感覚を誘発することができる(Kitazaki, et al,, 2019)。このバーチャル歩⾏感覚を増幅するために,⾃分の⾝体アバタを提⽰し,それが歩いているのを観察するシステムを開発した。⾝体アバタは⽬の前の鏡を介して⼀⼈称視点から観察された。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/inami-erato/d128644f-c26d-4eda-bdc3-0334c500f5d8/685701caccd74b62c459e22149c09ac7.jpeg)
特筆すべき研究成果
⾝体アバタの全⾝で表⽰されている場合に最もバーチャル歩⾏感覚は増強されたが,⼿⾜のみが提⽰される条件でも何も提⽰されない場合よりも強いバーチャル歩⾏感覚が⽣じた。⼿⾜のみを提⽰することで透明な⾝体を知覚させることができること(Kondo, Sugimoto,Minamizawa, Hoshi, Inami, & Kitazaki, 2018)から,本研究でもある程度の⾝体所有感が誘発され,バーチャル歩⾏感覚に貢献したと考えられる。
今後の展望・応⽤+社会実装の可能性
COVID-19 感染状況において⾃由な外出や旅⾏が制限されている。本システムを⽤いて,世界中を⾃宅にいながら歩く体験をすることが可能である。また,⾝体を動かせない⼈もベッドで横になったままで歩⾏を体験することが可能である。⾝体所有感を増強することで,よりその場に居る感じを増幅し,豊かな体験を提⽰できる。
主要成果論⽂
Yusuke Matsuda, Junya Nakamura, Tomohiro Amemiya, Yasushi Ikei, Michiteru Kitazaki. 2020 IEEE Conference on Virtual Reality and 3D User Interfaces Abstracts and Workshops (VRW), Poster, Presented Virtually DOI: https://doi.org/10.1109/VRW50115.2020.00217.