The where of handovers by humans

論⽂概要

物体の⼿渡しは社会の中で最も⼀般的な⾝体的相互作⽤の⼀つですが、⼈間の⼿渡しの基本的な特徴は未だに明らかにされていません.ロボットやアバターが実⽣活やバーチャルリアリティの中で⼈間とインタラクションする際に,⼿渡しは基本的なスキルとして重要になると予想している.本研究では、⼈間が⼿渡しの際にどのようにして⼿渡しの位置を決定しているかを分析し、相⼿の好みの⼿渡し位置を予測できるかどうかなどを調べました。

特筆すべき研究成果

本研究では、ロボットやアバターが⼈間とどのように、どこで物を⼿渡すべきかを理解するために、⼈間による⼿渡しを分析した。特に、視覚がどの程度の役割を果たしているかを調査した。調査を進めるため、オンライン視覚フィードバックの有無を⽐較できるパラディグムを開発した。本研究を通して⼈間には相⼿に応じて⼿渡しの位置を調整する能⼒を持っていることが判明した。

今後の展望・応⽤+社会実装の可能性

このプロジェクトは、関与するロボットやアバターの知能を向上させることで、⼈間とロボット、またはアバター、間のインタラクションの質向上が⽬標である。本研究の具体的な結果は、⼈間とロボット/アバターの間の⾝体的相互作⽤の中で基本的な運動タスクである⼿渡しの質を上げることである。本研究で提案されたモデルによって分離された社会的地位に関連した効果に特に興味を持っている。

主要成果論⽂

Saki Kato, Natsuki Yamanobe, Gentiane Venture, Eiichi Yoshida, Gowrishankar Ganesh PLoS ONE 14(6): e0217129, 2019 DOI: https://doi.org/10.1371/journal.pone.0217129.