Telepresence Robot with Novel Stereoscopic Camera Configuration
論⽂概要
1つの全周囲に近い広視野角のカメラと2つの中視野角のカメラを組み合わせたロボットヘッドを作り、2人が同時に異なる向きを両眼立体視で観察することができるロボットシステムを開発した。2人のユーザーは全周囲広視野角カメラの映像から切り出した映像を単眼に提示され、もう一方の目には中視野角のカメラ映像を提示された。
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/inami-erato/c53d7984-d9b7-4e3f-b2cc-b12e40045031/e75a8fe3dcd6feae4642036719b51fcc.png)
![](https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/wraptas-prod/inami-erato/fd89675b-0059-497c-b219-fcd6a7ceb289/7941abfcc420f95631629831c2a35f74.png)
特筆すべき研究成果
広視野角カメラ映像からの切り出し領域と中視野角カメラの向きの機械的な操作を実現することで、好きな方向を見ることができる。切り出し部位とカメラの方位はユーザーの頭部搭載型ディスプレイ(HMD)と合わせることで酔いのない自然な体験が可能である。
今後の展望・応⽤+社会実装の可能性
1つのロボットに対して遠隔地から複数人が入り込み共有するシステムにおいて、実ロボットで視点を共有しつつも異なる方向を両眼立体視で観察出来るシステムとなり得る。2人の操作者間の共感が高まることや作業の円滑さが向上することが期待される。
主要成果論⽂
Inoue, Y., and Kitazaki, M.
Proceedings of Augmented Humans 2022
10.1145/3519391.3524028