The effects of body direction and posture on taking the perspective of a humanoid avatar in a virtual environment

論⽂概要

自分の身体から離れたアバターに対しても身体所有感を持つことができる。そのようなアバターへの身体化の指標として,視点取得による認知成績を検討した。離れた位置にいるアバターから見える図形の向きをできるだけ早く正確に回答する課題を提案し,様々な身体の向きと構造で実験を行った。

特筆すべき研究成果

アバターの全身の向きに対して視点取得の促進が生じること,頭部と胴体が逆向きになった不可能身体では促進効果の促進は生じず,むしろ抑制されることが示された。したがって,この視点取得の認知成績が自在化身体の認知的指標となる可能性が示唆された。
 

今後の展望・応⽤+社会実装の可能性

アバターに対する身体所有感の強さと視点取得の成績が相関するかを調べることが、本パフォーマンスが自在化身体の認知的指標となるかどうかを検証するために必要である。

主要成果論⽂

Ueda, S., Nagamachi, K., Nakamura, J., Sugimoto, M., Inami, M., and Kitazaki, M
PLoS ONE
10.1371/journal.pone.0261063