Interpersonal distance to a speaking avatar
論⽂概要
一人で運動するよりも、他者と一緒にする運動やグループでの運動の方が楽しく、モチベーションを上がる。しかし、様々な理由でそのようなパートナーを常に見つけることは困難なことが多い。そこで、ジョギングをする際に、人のパートナーではなく、バーチャルなパートナーを用いてモチベーションが上がるかを調べた。
特筆すべき研究成果
実験1では、室内でジョギングを行った際に、参加者がどのように感じ、行動がどのように変化したかを調査した。
研究1では室内で、実験2では屋外で、人のパートナーやバーチャルパートナーと一緒にジョギングをしたとき、参加者がどのように感じ、どのように行動が変化したかを調べた。全身アバタ、点光アバタ、手足のみアバタの3つのバーチャルランナーとのジョギング体験を評価した。その結果、バーチャルジョギングパートナーは、一人で走る人のモチベーションを上げる可能性が示された。
今後の展望・応⽤+社会実装の可能性
全身アバタの方が、点光アバタや手足のみアバタよりも高い効果があったが、全身アバタは視野を妨害する可能性が有り、危険性がある。今後は、視野を阻害しないバーチャルパートナーを用いて、運動を社会的に促進できる方法を検討していく。
主要成果論⽂
Takahashi, K., Inoue, Y., and Kitazaki, M.
Proceedings of IEEE VR 2022
10.1109/VRW55335.2022.00238